お金について、徒然と。

徒然なるままにお金に関することを書いていきます

太陽光発電の確定申告。青色申告会に行ってきた。

「青色申告会」の画像検索結果

無事1月から太陽光発電の売電がスタートしています。そうなると気になるのが、確定申告です。

すでに昨年秋に開業届・青色申告特別控除・消費税課税事業者届は提出済みです。その上で、確定申告が迫っているなか、どうしたものかということで、税務署で紹介された青色申告会に行ってきました。

税務署のとなりにあるわが地域の青色申告会のオフィス。電話でアポを取っていたので、スムーズに話を聞いてもらいました。

僕がききたかったことは、下記の通り。

  • 償却資産の計上について
    ・設備ID権利代/接続負担金/土地造成費用/フェンス/遠隔管理システム

  •  経費としての自家用車の登録
    ・2019年1月に中古車として購入のもの

  • 仕訳について
    ・事業用口座と連動するもの以外は、「事業主借」でいいのか?
    太陽光発電設備購入にあたり、個人の口座から振り込んだものの勘定科目は「現金」なのか「事業主借」なのか

  • 消費税還付について
    ・上記のスケジュールの場合、還付は2020年度の確定申告で還付となるのか
     →また免税事業者にもどることができるのは、2022年度?2023年度?

  • 2019年度の青色特別控除は、売上がないけれども使えるのか

といってことでした。これらを事業開始の時系列とあわせて、メモにして持ち込みました。

事業開始は連携開始日でいい!?

まず、事業開始日は、開業届を出した日(2019年11月)と思い、2019年の確定申告で色々書類を作らないといけないと思っていました。

すると時系列を見て、「今年は青色申告なしでOKですね」と。

新聞記事を見せられ、太陽光発電事業の減価償却の計上について、設置日なのか連携日なのかが争われた結果、連携日になったという記事を見せられました。

僕の場合は、12月に契約&支払い→1月に連携&引き渡しとなるため、昨年はまだ事業開始に当たらないということでした。

 

えぇ~。そうなの。

 

ビックリです。まぁ先延ばしにできたので良かったのですが。つまり2020年1月が期首となり、その貸借対照表を作ってくださいということでした。

 

質問事項にも、大体答えてくれました。

償却資産について、基本的に10万円以上は単体で減価償却。10万円未満は集めて、開業費として減価償却となるということです。

また土地造成費については、土地の資産として計上してくださいと言われました。販売会社は、減価償却できるというようなことを言っていたと思うのですが…。

車については、2020年時点の減価償却をした後の家事按分で経費計上ということ。

ちなみに消費税還付については、その後ネットを見る限り、こちらも引渡日ベースになるようです。(2021年まで、1年間も戻ってこないではないか!)ただ還付については、税務署もシビアにみるので、相談しながら申告した方がいいといいですねということでした。

 

まぁ先延ばしということですね。

最後に青色申告会の入会案内を受けました。入会金が12,000円(現在割引中で5000円)で年会費が20,000円ほどになるということです。追加で確定申告の際の記帳相談で2000円かかりますということです。

複式簿記は最初戸惑うので、うちでもいいでし、税理士会でもいいので、どこかに入られることをすすめます」ということでした。

税理士に相談するよりは安いという印象です。まぁお固い印象ですが、そこが逆に誠実さとも言えますね。

(読書)父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。/ヤニス・バルファキス~

ギリシャ財務大臣による経済ネタの本。結構売れています。

本書が面白いは、経済の本質について、その歴史的経緯からわかりやすい言葉で綴られているところ。

 

特に面白かったのは、「格差」についての述べられている部分。

昨今、世界的に「富むもの」と「貧しいもの」の2極化が進んでいます。色んな映画でも題材となっていますね。

「格差」の原因について、本書では、歴史的に「狩猟」から「農耕」になったことによって、「余剰」をつくることができるようになったことにはじまっていることとしています。

その後、市場社会が到来し、「労働者」「生産手段」「土地」が商品となります。

実はその背景には、航海時代の到来がありました。それは農作物よりも羊毛の方が海外で高く売れるという現実によって、地主は多くの農奴を追い出し、「土地」をわずかな農奴に貸し出し、羊を飼いました。

追い出された農奴は、数十年の間、貧困にあえぎますが、産業革命の到来で、都市部の工場勤務者、つまり「労働者」となります。それは土地に縛られない代わりに、ホームレスになる可能性もある立場となったわけです。

 

こうしてみると、『銃・病原菌・鉄』を読んだ時みたいに、ある意味必然がつながって、現在に至っているのではと感じてしまいます。

 

そのほか、借金は、将来実現しそうな交換価値を今に引っ張っていているという考え方や、収容所ではタバコが通貨となった話なども面白かったです。

 

もう一つ、いつの時代も為政者はその支配公道の正当化しようとしています。過去ではそれは宗教によって権威づけされ、近代以降は経済学などの学問(もしくは民衆の支持)によって権威づけされています。

 

著者はいいます。

 

「人を支配するには外の世界を見せないようにするのが一番だ。客観的にみれば、バカバカしさがわかる」

 

確かに日本しかみていないとこれが当たり前。会社員の世界しか知らないと、そのお金の回り方がすべてと思ってしまいます。

様々な世界があり、それぞれで経済や思考が回っていることに気づくべきなのでしょうね。

面白い1冊でした。

父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。

父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。

 

 

野立て太陽光発電設置のための日記⑧下見の必需品~サン・サーベイヤー

太陽光発電の下見を行くにあたって、必需品のご紹介です。

 

太陽光発電において一番気になるのは、太陽の軌跡ですよね。世の中便利になりまして、スマホアプリでその場所の軌跡がわかるアプリがあります。

 

「サン・サーベイヤー」というアプリになります。

サン·サーベイヤー (Sun Surveyor)

サン·サーベイヤー (Sun Surveyor)

  • Adam Ratana
  • 写真/ビデオ
  • ¥1,220

apps.apple.com

play.google.com

 

おそらくすでに1基でも持っている方は、実際導入している人も多いのではないでしょうか。実際、現地下見同行で一緒だった業者も使っていました……。

無料バージョンもありますが、おススメは有料版です。

 

なにが凄いって、実際の景色の上で、太陽が動きます。日時をすることもできますので、冬至夏至はどうなっているかを確認することもできます。

こんなカンジ。

f:id:mailto1979:20200129093055p:image

f:id:mailto1979:20200129093112p:image

 

そうやってみると同じ県でも日の出、日の入りの時刻が違うということがわかります。これは山や標高が関係しているのでしょうが、結構違います。

山地よりも海岸部や河川敷は建物が少なく太陽光にはもってこいなんですよね。ただ津波や河川決壊などの可能性もあります。なかなか立地って難しいですよね。

 

ちなみにこのアプリ、さグーグルマップと連動して、ストリートビューがある場所では、その場所の太陽の軌跡を机の上で確認することができます。

もっとも最近の太陽光発電の土地はストリートビューがない場所も多いですが…。

よくこんな土地を仕入れてくるなぁという場所ばかりですなんですが……。

野立て太陽光発電設置のための日記⑦太陽光発電 2基目の下見~第二弾

二基目の野立て太陽光を探っているのですが、先日家から車で30分という好立地の物件について下見に行きました。

 

ただ造成前の山の中を見て、どうも地盤の傾斜が気になり、お断りの連絡を入れました。その上で、利回り高い物件あれば送ってくださいといったところ、いくつか見繕って送ってきてくれました。

全部、岐阜方面の物件(1つ長野もありましたが…)になります。

 

表面利回りは11%越えのものということで、自分なりのシュミレーションシートに記載をし、収支予測をはじきます。

まぁいくつかは検討の余地ありかと思い、早速平日の代休を使って、4件まとめて下見に行ってきました。

 

それにしてももう残っている物件って、本当に山の中の物件ばかりなんですね…。まぁアクセスのしにくいこと。。。

 

計算していたシュミレーションシートで一番目星をつけていた物件は、傾斜があったり、まわりの木のために、冬場の午後の発電が期待できそうにないなどがわかり却下。

f:id:mailto1979:20200126124717j:image

 

しいて言えば、1か所、候補に残るかなぁという具合でした。この場所、その隣も含めて太陽光開発中で、安心感があります。

すでに稼働している物件には看板もあり、みてみると施工業者は時々問い合わせしている業者の名前でした。所有者の連絡先もあり、電話してみようかなぁ…。不審者におもわれるかもなぁ。

 

引き続き気になる物件ですので、次は、業者を伴って下見をしてみようと思います。

野立て太陽光発電設置のための日記⑥太陽光発電 2基目の下見に行ってきた

1基目の連携の目途が立ったので、2基目の目星をつけ始めています。ただ調べれば調べるほど分譲太陽光ってボッているのがわかります。パネル代とか卸値だと倍近い設定ですし……。もちろん業者ですので儲けてもらうのは良いのですが、半分近くが粗利ってと思ってしまいます。

 

とはいえ固定買取制度申請も終わっていたり、本業がある身としては、お手軽な分譲太陽光を使わざるおえない事情もあったりします。

表面利回りは押しなべて10%が並ぶ中、時々出てくる11%のものを狙って資料請求をかけたりしています。

ただやはりこの頃出てくる案件の土地は、川沿いだったり、あまりにも山奥というものが多かったです。

そんな中、愛知県内で高速のICから10分という立地がよさそうな物件がありみてきました。

f:id:mailto1979:20200126124618j:image

行ってビックリ、地図では思いもよらない細い道を通り、農場試験場の横を通り、たどり着いた土地。業者の方に説明をされます。

ただ現状、かなりの森。取り寄せた登記では地目は「山林」となっています。日当たりはまあまあなのですが、かなり崖のようになっていました。

これが平らだとかなり候補にしたのですが、なかなかうまくいきませんね。

 

ちなみに、僕の場合、表面利回りのほかに、融資条件を入力してIRRも指標にしています。ただどうもIRRの数字があがりません。

目安は表面利回り10.5%、IRR 5%としています。

この物件は「山林」ということもあり、土地の固定資産税が1万円ぐらいといわれており、IRRは高めにでていたのですが‥。

 

なかなかうまい物件が出てきませんね。ただ業者はかなりの土地を仕入れていると思われるので、いずれ出てくると思うのですけどね。

本ブログ初登場!アスクルから中間報告書と端株優待到着!500円分のクーポンが届きました!

f:id:mailto1979:20200121084425j:image
今回は珍しい端株優待のご紹介。事務用品やヤフー内に構えるLOHACOのサービスを行っているアスクルから優待が届きました!

アスクル株主優待制度は?

アスクル株主優待制度は下記のようになっています。

全株主 「LOHACO」500円割引クーポン
* 税込3,000円以上の注文につき、お一人様1回限り利用可。

ポイントは、全株主というところ。つまり1株でも優待がもらえます。1株3300円ほどなので、年二回優待で優待利回りは30.3%!になります。

ただ3000円分は購入する必要があるのですけれどね。

ちなみに優待クーポンは、中間報告書に印刷されており、株主番号を入れるというもの。なんとも単純化されたシステムだこと。

アスクルの業績は?

中間報告書から業績を見てみましょう。

売上高 1914億円→1996億円

営業利益 10億円→34億円

となっています。

 

中間配当も19円ありました。

ちなみにアスクルといえばヤフーとの喧嘩が界隈では話題でしたが、中間報告書では、協力体制を築くとしています。

それにしてもはじめて決算みましたが、こんなに利益率悪いのですね。イメージと違います……。

(読書)フリーランスの教科書/見田村 元宣, 内海 正人

太陽光発電の開始にあたり、個人事業主の申請を出したことあり手に取った本。

税金、保険、年金のこと。会社員だと全部会社でやってくれていたことがわかります。フリーになるんなら全部自分でやらなければならない。

なにをどうやればいいのかを、会話形式で解説してくれます。青色申告や最後には法人化まで簡単に大枠を把握するには良い本です。

 

それにしても会社員って実に恵まれていますね。

個人事業主も会社員も一度やって、それぞれが選べるような人生設計ができれば社会はよくなると思います。

 

あぁ~、確定申告だぁ…。

フリーランスの教科書 (星海社新書)

フリーランスの教科書 (星海社新書)