お金について、徒然と。

徒然なるままにお金に関することを書いていきます

(読書)上級国民 下級国民/橘 玲

社会をわかりやすく解説してくれる著者。今回のテーマは昨年のトレンドワードの一つになった上級国民・下級国民について。

「上級/下級」の分断は、日本ばかりではない。アメリカのトランプ大統領選出、イギリスのブレグジット(EU離脱)、フランスの黄色ベスト(ジレジョーヌ)デモなど、欧米社会を揺るがす出来事はどれも「下級国民」による「上級国民」への抗議行動だ。

特に面白いのは第一章。「下級国民」の誕生とこれから起こることの解説の部分。

平成時代は、団塊世代の雇用を守るという政策をとりました。これによりはじかれたのが若者(特に男性若年層)の非正規雇用の増大でした。氷河期世代の誕生です。

そして現在、働き方改革が進み始めたのは、団塊の世代が退職し始めたから。そうなるべくしてこの政策がとられたのです。ただ時すでに遅し…。割を食うのは団塊ジュニア世代~氷河期世代です。

そして令和の20年で起こることは、高齢者の年金を守るための20年になるということ。

平成の日本は「働き方改革」をあきらめる代わりに「社会保障改革」に専念すべきでいた。(中略)

しかしこの千載一遇の機会を逸したことで、もはやこの国に選択の余地はなくなってしまったのです。

その後2040年になれば高齢化率は下がってきます。この持久戦を耐え抜けば、「下流国民」があふれる貧乏くさい社会がまっており、失敗すれば日本人の多くが難民化する「国家破産」の世界がやってくると著者は述べています。

まぁ人口動態は一番予想できるものですので、ほぼ当たるのでしょう。

最低賃金問題にも触れられており、最低賃金を上げるということは、より若者の失業率を上げるという結果にしかつながらないと述べられています。フランスしかり、韓国しかり。れいわ新選組はここをわかって政策を設定しているのでしょうか…。

 

話はお金の話からそれますが、もうひとつ本書で面白かったのは、男と女を生物学的にみて、「モテ」「非モテ」を検証しているところ。著者が最近お得意としている考察です。

簡単に言うと、子孫を効率的に残すために男は「乱交」をし、女は「選り好み」をするというものです。

女性が社交的、海外留学が多いこともこれも生物学的に説明している点はなるほどと思っています。

 

客観的にみても分裂が進む社会。そして沈みゆく日本というのが明らかになっています。

個人でできることは何かということを考えおく、そして行動することが大事。会社や国に縛られない生き方を考えておかないといけない時代。大変な世の中だなぁ…。

 

上級国民/下級国民 (小学館新書)

上級国民/下級国民 (小学館新書)

  • 作者:橘 玲
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2019/08/01
  • メディア: 新書
 

 

(読書)サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい/三戸政和~起業ではなく会社を買うという発想が新鮮

 たまたま本屋で見かけて手に取りました。Amazonで解説を読むと

ネットメディア「現代ビジネス」に「飲食店経営に手を出したら、その先には『地獄』が待っている」「60過ぎたら、退職金で会社を買いなさい」などをアップ、累計500万超のPVという記録を打ち立てた話題の記事の書籍化です。

ということでした。全然知りませんでした。

WEBの記事が元ということで合点が言ったのですが、前半はいかに起業が大変かや、飲食業が厳しいかなど、本題と違うネタが続きましす(これはこれで面白いのですが、本のタイトルとは違いますね)。

 

タイトルにある「会社を買う」というのは、中小企業の後継者不足から「大廃業時代」がやってきているというもの。もちろん玉石混交だけれども、いい会社も多く含まれており、それを40~50代で購入し、事業継承をしようというもの。

大きな会社勤めの人間は、実は効率的な仕事をしてきており、それを中小企業に当てはめるだけで業績は改善するというようなことが書かれています。

具体的には、

  • 在庫の洗い出しをする
  • 製品ごとに営業利益率を計算する
  • 赤字の顧客とは取引をやめるか、値上げを交渉する
  • 不良在庫を処分する
  • 不採算部門をやめる
  • 帳票をシステム化する
  • 仕入れ先から見積もりを取り直す
  • 部品の発注ロットを小さくする
  • 部品の納期を確認し、早い発注を抑える
  • 在庫の置き場所を最適化する
  • 運送会社と運賃の交渉をする
  • ホームページを作り、自社技術を公開する
  • 新規の展示会に出展し、PRしてみる
  • 業務効率化のクラウドの利用
  • 新規顧客の見込み顧客リストを作ってみる
  • 見込み顧客へパンフレットを郵送してみる
  • 見込み顧客への電話をそれぞれ3回づつしてみる
  • 名刺管理システムを導入する
  • 勤怠管理クラウドサービスを使い、社員の生産性を可視化する
  • 会議を開き、社員の意見を聞き、自分の考えを伝える
  • 朝礼で、前日と当日の行動管理をする
  • 週次会議で、先週と今週のPDCA管理をする
  • 月次、四半期、年度計画を立てて、進捗管理をする

というようなことが書かれています。確かに大きな会社では当たり前のことです。サラリーマンとして数十年やってきたこの当たり前を導入しようということでした。

 

最終章では奥の手として、自分の出身の会社にその会社を買ってもらい、自分が社長に座るという方法が書かれていました。発注先をまとめてその会社に発注するなどで目下の売上を確保することができます。

さらに特約をつけて、5年後にはその会社の株を自分に戻すというような方法がとれれば、それだけでひと財産作れるということ。

ここまでは、なんだかなぁと思ってしまいますが、会社を買うという発想はなかなか面白いものです。実際に実行に移すかどうかは?ですが、こういう発想があるということが面白いです。

 

太陽光発電設備を持って、個人レベルとはいえ事業をやるようになって視界が広がったように、会社員時代とは全く違う考え方の世界なんだろうなぁということは伝わってきます。

 

 

野立て太陽光発電設置のための日記⑤一基目連携完了~発電スタート!

昨年末契約した分譲太陽光。すでに建設は終わっていた案件ということで、12月の契約にも関わらず、1月に連携となりました。

 

連携日の午後に、分譲会社から連絡があり、その後、遠隔システムの案内が届きました。

こちらがログイン画面。ちゃんと発電しています。

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信販を使ったので、資金繰りについてもあっという間に調整が付きました。メンテナンスもパックで加入になったので、こちらも全くストレスなし。

こんなんでいいのだろうか。

やったことといえば保険料金を決めたこと、個人事業主の開業届や青色申告届を税務署に届けたぐらいです。

 

ちなみに信販は1600万円を2.15%で借入。

シュミレーションだと20年間で770万円の利益となるはずなんですが、果たしてどうなのでしょうか。

 

今後、目下の課題は確定申告です…。

プレミア投資法人から分配金と資産運用報告がとどきました!(2019年10月期)

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プレミア投資法人から2019年10月期の分配金と資産運用報告が届きました。

オリックス投資法人と並んで、J-REATを保有し始めたころから持つ、長期保有銘柄になります。

分配金は?

今期の分配金は、1口あたり2792円。10口保有していますので税引き前で27,920円となりました。前期が2976円でしたので、減配になっています。
現在の株価からの利回りは3.69%。購入価格からの利回りは7.18%となっています。利回りがあがってお宝銘柄化しています。
ずっと基準価格が軟調だったのですが、去年秋までは絶好調の相場ですが、一段落ですね。

運用報告書から

続いて運用報告書から業績をみていきます。

営業収益      91億1900万→99億4100万→92億7800万
営業利益      39億8800万→46億9000万→40億8400万
当期純利益     35億5000万→42億8200万→36億7900万
一口あたり分配金  2696→2976→2792
LTV         48.3%→47.8%→47.8%

 

前期の売却益がなくなり減収減益決算となります。このあたりが巡行配当なんでしょうね。

景気一段落感もあるので、様子見でいいとは思いますが…。

 

aboutmoney.hateblo.jp

中部電力から1月分の売電連絡が来ました!

中部電力からの売電連絡です。

今回は2019年12月6日~1月8日の34日分になります。

34日で243kwhの売電で、6804円の売電金額となりました。

 

一方、買電の方ですが、同期間で263kwhで6584円となりました。差し引き200円のかろうじて黒字となりました。

 

昨年同月比で売電が88%、買電も88%となりました。12月ってそんなに天気悪かったかなぁ。ただ気温は高めだったので使う電気量は減っています。早く日が長くなってほしいです。

(読書)知っている人だけが得をする太陽光発電投資/菅原秀則

野立て太陽光投資を始めるということで手に取った本になります。初めて産業用太陽光発電に参入しようと考えている個人の方にとっては簡単に学ぶことができる1冊でした。

僕自身、昨年末に野点太陽光を契約しましたその前に各WEBサイトなどで調べたことが的確にまとめられています。

非常にわかりやすい言葉で書かれているので、数時間でとりあえずの最低限の知識を得ることができます。

 

土地付き分譲案件を前提にしているのであればこのレベルでも良いのでしょうが、より利回りが高い物件を目指すのであれば、分離施工を目指す必要があります。そうなってくるとまた別の知識が必要になります。

また個人事業主では、税制などの知識も必要になってきます。

僕の場合は、取り合えず1基は契約してしまいましたので(これが成功するのかどうかは数年後にわかると思います)、今後、まずは税制の知識が必要になってきます。

そして金策。その上で年内には二基目、三基目まで持って行って、とりあえずの太陽光投資は完了としたいです。

知ってる人だけが得をする! 太陽光発電投資: 決定版! ローリスクの堅実投資術

知ってる人だけが得をする! 太陽光発電投資: 決定版! ローリスクの堅実投資術

  • 作者:菅原 秀則
  • 出版社/メーカー: 合同フォレスト
  • 発売日: 2019/08/09
  • メディア: 単行本
 

 

ふるさと納税で、茨城県取手市から『キリン淡麗グリーンラベル缶 350ml×24本』が届きました!

2019年末の駆け込みふるさと納税で、ビールの返礼品をセレクト。年が明けて届きました。

個人的に好きな金麦カロリーオフは見つからず、淡麗の70%OFFをセレクトしました。

こちらが『淡麗1ケース』!!

こちらが届いた淡麗になります。取手市では、13000円の寄付の返礼品となります。

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淡麗ってもともとスーパードライに似せて作られています。辛口なんですよね。もちろん発泡酒なのでスーパードライよりも安い。僕自身がアルコールがそれほど強くないので、度数も低めということもあり、ビールよりも自宅のみで軽く飲むには発泡酒とか機能性ビールの方が好きなんです。

ちなみにAmazonでケース買いをした場合、3500円ほど。返礼率は26%。まぁこんなもんですね。

【糖質70% オフ】キリン 淡麗グリーンラベル [ 350ml×24本 ]

【糖質70% オフ】キリン 淡麗グリーンラベル [ 350ml×24本 ]

  • 発売日: 2014/04/08
  • メディア: 食品&飲料
 

 

茨城県取手市ってどんなところ?

茨城県の南にあり、東京から40km、水戸から60kmの位置します。昔は水戸街道の宿場町として、高度経済成長期には東京のベッドタウンとして発達しました。ただ近年の都心回帰傾向もあり、人口は10万人程度で微減に推移しています。

関東近郊ということもあり、工場に立地が多く、キリンビールやキャノン、日清食品の工場が立地しているということです。(ふるさと納税でもこれらの会社の製品が結構取り揃えられています)

東京芸大のキャンパスがあるということで、取手アートプロジェクト(TAP=Toride Art Project略)も開催されていたりします。ちょっとこのTAPは行ってみたいなぁと思っています。