ニュースで日本取引所グループのCEOが規約違反のインフラファンドを買っていたことを聞きました。
日経新聞の社員などもそうですが、取引所関係者の個別株投資は禁じられています。投資信託はOKで、ETFなどもOKなのでしょう。インフラファンドをETFと同じく類として購入したのでしょう。
さて、気になるのは、購入金額1億5000万円で、配当や売却の利益が2000万円あったということです。保有期間は、2年ほど。
なかなか良い利回りじゃないですか……。
ちなみに保有していたのは、タカラレーベン・インフラ投資法人とカナディアン・ソーラー・インフラ投資法人の2銘柄だったということです。
インフラファンドとは?
さてそんなCEOも保有していたインフラファンドとは、どんなものでしょう。
▼上場インフラファンド 民間資金を通じてインフラを整備する政府方針に沿って、東証が15年4月に開設した。運営する投資法人は、太陽光発電所や道路など保有するインフラが稼ぐ売電や利用料金をもとに投資家に分配金を支払う。通常の株式と同様に証券会社の窓口やインターネット証券のウェブサイトで売買できる。2018年11月時点で5銘柄が上場している。
現時点ではすべて太陽光発電設備に投資する銘柄ばかりになります。利回りは税引前で6~7%とJ-REATに比べても高めの推移をしています。
インフラファンドのメリットは、
- 利回りが高い
- 長期固定買取制度のため、分配金の目安がつきやすい
ということでしょう。
一方、デメリットは、
こちらは何といっても長期金利上昇によって収益の悪化が考えられます。もちろん投資法人側も固定金利などをとっていますが、一般的なJ-REATのように賃料の値上げなどはできません。
ちなみに僕は、CEOと同じくタカラレーベン・インフラ投資法人を保有しています。NISA口座を使って保有しており、購入価格からの利回りは7.7%とお宝銘柄となっています。
最近は少し利回りが落ちてきてはいますが、まぁそれでもまずまずの利回りとなっています。
資産割合として多くを持つのは危険ですが、1割程度までであれば保有してもいいのかなぁと思っています。