人生の8大支出の2つ目が保険料です。これは一般的にいう社会保険料ではない部分、保険会社が売っている民間の生命保険・医療保険についての部分です。
一般的に日本人は保険好きと言われています。加入率は90%を超えています。
「万が一」の時に備えてという言葉からの加入ですよね。しかし、本当に「万が一」の時にどのような状況になるかを考えて入っている人は、そんなに多くないのではないでしょうか。
万が一というのは、死亡等で収入源が絶たれる場合ですよね。ではその際、どれぐらいお金が必要かを見積もっておく必要があります。
その人生においての資産の元になるのが、ライフプランニングシートの作成です。
ライフプランニングシートとは?
人生の資産推移に関して、時系列にまとめたものがライフプランニングシートになります。エクセルなどで管理するのが良いかとおもいます。
このシートの記入に関して、資産残高を赤字にしないようにするのが目的です。多くの会社員の方は、子供がいない時、子供が小さい時に貯めた貯金を子供が進学するに連れて減っていきます。
ピークは子供が大学生に進学した時です。多くの場合はここが一つ目の底になります。その後、退職金で一旦、キャッシュフローは回復し、徐々に取り崩すという形になります。そのまま死ぬまでに赤字にならなければ、まずOKでしょう。
しかし、収入に見合った以上に支出している家庭ではこの2回の危機を乗り越えられません。
人生の全体のお金の流れを把握することが重要です。
お金が足りなくなってからでは、節約などでもやれることが限られます。そのような時期がくることを想定して準備することが大事です。
ただこのライフプランニングシートも万能ではありません。
例えば、インフレには滅法弱く、運用利回りを少しいじると一気に収支が改善したりします。
ただ人生においてのお金の流れを見ておくことは、決して損ではありません。