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リスクゼロで節税?「明治安田生命 じぶんの積立」を申し込んでみた!

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今回はマネーハック的な話題です。

会社員の増税のニュースがでています。会社員は所得が把握しやすいので、目をつけられているのですよね…。さらに個人事業主のようになんでもかんでも経費化できません。つまり所得を減らす事ができないのです。

そんな会社員でもできる所得を減らす数少ない方法が、生命保険料控除を使うというものです。

ちなみに個人的には、貯蓄がある程度ある場合は、生命保険料というものは原則不要だと思っています。

生命保険料控除とは

今回の節税方法である生命保険料控除とは下記のような制度になります。

所得税
区分
年間払込保険料額
控除される金額
一般生命保険料・
介護医療保険料・ 
個人年金保険料 
(税制適格特約付加)
20,000円以下 払込保険料全額
20,000円超 40,000円以下 払込保険料×1/2+10,000円
40,000円超 80,000円以下 払込保険料×1/4+20,000円
80,000円超 一律40,000円
住民税
区分
年間払込保険料額
控除される金額
一般生命保険料・ 
介護医療保険料・
個人年金保険料 
(税制適格特約付加)
12,000円以下 払込保険料全額
12,000円超 32,000円以下 払込保険料×1/2+6,000円
32,000円超 56,000円以下 払込保険料×1/4+14,000円
56,000円超 一律28,000円

 

つまり、年間80,000円までであれば、所得控除(課税対象の所得を減らすこと)ができるということです。

こちら年末調整で記入すればOKということなので、これだけであれば確定申告の必要もありません。

明治安田生命 じぶんの積立 とは

続いて今回加入する「明治安田生命 じぶんの積立」について見ていきたいと思います。

  • 被保険者:満6歳~満65歳
  • 契約者:満18歳~
  • 健康状態は問わない
  • 掛け金は 5,000円/月(1口)~20,000円/月(4口)まで
  • いつ解約しても積立金が100%以上戻ってくる
  • 5年以内に解約すれば100%そのまま返ってくる 
  • 10年後に解約すれば103%になって返ってくる(利息0.3%/年)
  • 戻ってくるお金は「一時所得」扱いになる(だから非課税)
  • 不慮の死を遂げた場合、掛け金が110%になって返ってくる
  • 満期まで契約しきった場合は、再契約可能
  • 掛け金の「前払い」や「年払い」は不可

こちらいつ解約しても100%以上ということで、定期預金と同じ状況です。10年間契約すれば0.3%という定期預金程度の利息はつくことになります。また、災害死亡(事故死の場合とか)は110%となって戻ってきます。

定期預金との一番の違いは、掛金が生命保険料控除の対象となること。これによって税金が安くなります。

これだけ書くとすべてメリットと思われますが、考えられるデメリットも挙げておきます。

  • 対面申込に限られる
  • インフレに対して弱い

上記2点がデメリットです。対面申し込みということで、いらぬ保険商品を勧められ時間をとられます。

またインフレになった場合、0.3%程度の利息ではあっという間に実質の元本割れをしてしまいます。なおインフレについては、定期預金でも同じデメリットがあります。現金というのはインフレに弱いものですから……。

なのでリスクゼロではありません(そんなものはこの世にはありません)

www.meijiyasuda.co.jp

では実際、どれぐらいお得になるか計算してみた

今回は毎月5,000円の積立をするプランでどれだけお得かを計算してみます。

 

 年間掛金:¥60,000

 所得控除額(所得税):¥35,000

 所得控除額(住民税):¥28,000

 

所得控除額に税率をかけると実際の節税できる税額がわかります。

所得税は所得に応じてかわりますが、こちらを20%とすると¥7,000、住民税は10%ですので¥2,800税金が安くなります。合計¥9,800の減額となります。

この場合、年間の掛金からの利回りは15.8%となります!

 

ちなみに生命保険料控除の満額を使おうとした場合の毎月10,000円を積立するプランも記しておきます。

 

 年間掛金:¥120,000

 所得控除額(所得税):¥40,000

 所得控除額(住民税):¥28,000

 

同じように税率をかけて実際の節税額を計算してみます。

上記と同様に所得税率を20%とした場合、所得税の減額分は¥8,000。住民税は10%ですので¥2,800の減額になります。合計¥10,800の減額です。

こちら掛金からの利回りは9.0%となります。つまりグロスは増えますが、利回りは下がるということです。

 

僕の考え方では、グロスとしては¥1,000の差で、年間6万円を拠出するというのが嫌だったので毎月5,000円の掛け金で申し込みとすることとしました

実際の申し込みの手順、対面って……

WEBから資料請求をすると、資料と試算シートが送られてきます。追って担当者から電話がありました。

その上で、対面する日時を設定します。

僕の場合は、職場近くのカフェで設定しました。

 

実は、この対面が億劫で、ブログなどを読むと1時間ぐらい他の商品についての説明などを聞かされたとか書かれています。。。

実際、僕も1時間ぐらいは覚悟していました。しかし、なんと僕の担当者は新人で指導員とともに来ており、本当にあっさりこの商品の契約についての説明だけで終了。20分ほどでした。

契約はタブレットで個人情報を入力し、引落し口座登録などをすれば終了。

あっけなかったです。

 

ちなみにあちこちのブログで書かれていた、5年後にもう一度、本商品を契約する(別でもう1本契約を走らせる形ですね)ことについて質問をしてみました。

すると「この商品が5年後も残っていたら、可能です」ということでした。

 

この「この商品が残っていたら…」という部分が妙にリアルでした。確かにあまりにもお得な商品にしか思えませんから。。。正直、こんな商品、儲かるのかなぁと思ってしまいます。

 

ただ制度としては合法ですので、利用できるものは利用しないといけません。だって増税必至なのですから。

 

(追記)

上記の利回りは単年利回りになります。IRRの考え方だと実はそこまでの数字はでません。IRRを計算した記事をUPしたのでこちらを参照ください。

裏技としては、税額控除のみを享受する6年目にて解約という手段をとれば、IRR 5.62%とまずますの数字の利回りとなりました。方法としてはこれでしょうか。

 

aboutmoney.hateblo.jp