お気に入りの優待銘柄である近鉄ホールディングス。
大阪へ行くことが多くなり近鉄特急を使うことが多くなっています。そのため優待券は時々使わせてもらっています。
そんな近鉄ホールディングスから2023年中間期の事業報告書と株主優待が届きました。
近鉄グループホールディングスの株主優待は?
近鉄グループホールディングスの株主優待制度は下記のようになっています。
近畿日本鉄道線沿線招待乗車券
近鉄電車全線(葛城山ロープウェイを除く)に1枚1人片道通用
100株以上 一律 4枚株主優待乗車券
近鉄電車全線(葛城山ロープウェイを除く)に1枚1人片道通用
1,000株以上 4枚
2,000株以上 8枚
3,000株以上 12枚
4,000株以上 16枚株主優待乗車証
持参人は誰でも利用でき、近鉄電車全線(葛城山ロープウェイを除く)および近鉄バス全線(一部路線を除く)に通用5,100株以上 1枚
15,000株以上 2枚
30,000株以上 3枚
50,000株以上 4枚
10万株以上 5枚
100万株以上 10枚株主様ご優待券
あべのハルカス展望台・生駒山上遊園地・志摩マリンランド・志摩マリンレジャー・志摩スペイン村・ゴルフ場・レンタカー・ロープウェイ・映画館・近鉄不動産・近鉄百貨店・レストラン・旅館・ホテルなど割引券100株以上 1冊
100株保有で4枚の株主優待乗車券とグループ優待冊子がもらえます。鉄道運賃の改定で優待の価値も上がっており、株主優待乗車券の価値(金券ショップなど)は、1900~200円ほどとなっています。
近鉄グループホールディングスの業績は?
続いて、事業報告書から業績を見てみましょう。
営業収益 2916億円→6,230億円→8,036億円(+28.9%)
営業利益 ▲190億円→136億円→430億円(+3.1倍)
経常利益 ▲73億円→252億円→405億円(+60.7%)
当期純利益 120億円→643億円→238億円(▲62.9%)
近鉄エクスプレスを子会社化したことによる通期の計上が今期になったので、大幅な増収増益決算となっています。純利益は、近鉄エクスプレスの特別損益の差益計上の結果ということです。
続いて、各部門ごとの収益/利益をみてみます。
運輸 725億円→909億円→1024億円(▲54億円→33億円→127億円)
不動産 625億円→762億円→792億円(73億円→75億円→84億円)
国際物流 (新設)2339億円→3630億円(20億円→108億円)
流通 918億円→978億円→1054億円(▲19億円→▲0円→23億円)
ホテル・レジャー 695億円→1240億円→1549億円(▲178億円→▲4億円→67億円)
ホールディングス全体としてみると、売上の44%が国際物流、続いてホテル・レジャー流通と続き、運輸部門は12%となっています。
利益では、運輸の回復傾向が鮮明です。
報告書からネタとしては、伊勢志摩支社を開設したり、近鉄レジャークリエイトという新会社をつくったりと伊勢志摩地区を重点に置いています。
ちなみに志摩スペイン村は30周年ということです。伊勢志摩、ちょっと遠いイメージなのですが、行ってみるといい場所なんですけどね。