お気に入りの優待銘柄である近鉄ホールディングス。
大阪へ行くときには、基本的には新幹線のエクスプレス予約を使うのですが、時間がある時などは近鉄特急を使うこともあります。
そんな近鉄ホールディングスから2022年度の事業報告書と株主優待が届きました。
近鉄グループホールディングスの株主優待は?
近鉄グループホールディングスの株主優待制度は下記のようになっています。
近畿日本鉄道線沿線招待乗車券
近鉄電車全線(葛城山ロープウェイを除く)に1枚1人片道通用
100株以上 一律 4枚株主優待乗車券
近鉄電車全線(葛城山ロープウェイを除く)に1枚1人片道通用
1,000株以上 4枚
2,000株以上 8枚
3,000株以上 12枚
4,000株以上 16枚株主優待乗車証
持参人は誰でも利用でき、近鉄電車全線(葛城山ロープウェイを除く)および近鉄バス全線(一部路線を除く)に通用5,100株以上 1枚
15,000株以上 2枚
30,000株以上 3枚
50,000株以上 4枚
10万株以上 5枚
100万株以上 10枚株主様ご優待券
あべのハルカス展望台・生駒山上遊園地・志摩マリンランド・志摩マリンレジャー・志摩スペイン村・ゴルフ場・レンタカー・ロープウェイ・映画館・近鉄不動産・近鉄百貨店・レストラン・旅館・ホテルなど割引券100株以上 1冊
100株保有で4枚の株主優待乗車券とグループ優待冊子がもらえます。株主優待乗車券の価値は以前は1300円~1400円ほどでしたが、割引切符がなくなりつつあり、そのせいか1800円程度の価値になっています。
近鉄グループホールディングスの業績は?
続いて、事業報告書から業績を見てみましょう。
営業収益 6915億円→1兆5610億円(+125%)
営業利益 38億円→671億円(17.6倍)
経常利益 306億円→746億円(+143%)
純利益 427億円→887億円(+107%)
今回は近鉄エクスプレスを子会社化したため大幅な増収増益となりますので、正直前年比較は意味がありません。コロナでの本業の不調を隠したいのでしょうか……。
続いて、各部門ごとの収益/利益をみてみます。
運輸 2217億円→1502億円→1589億円→1917億円(276億円→▲246億円→▲27億円→130億円)
不動産 1612億円→1429億円→1849億円→1638億円(179億円→148億円→293億円→160億円)
国際物流 7108億円(233億円)
流通 3927億円→3131億円→1882億円→2027億円(51億円→▲46億円→▲15億円→27億円)
ホテル・レジャー 4492億円→1141億円→1666億円→2926億円(▲36億円→▲492億円→▲216億円→91億円)
本業の運輸が黒字化しました。
子会社化した国際物流部門が売上の44.5%、利益の34.4%を稼いでいます。不動産事業を抜いて稼ぎ頭になっています。鉄道会社といいながらも物流と不動産会社というあたりが面白いですね。