お気に入りの優待銘柄である近鉄ホールディングス。
大阪へ行くときには、基本的には新幹線のエクスプレス予約を使うのですが、時間がある時などは近鉄特急を使うこともあります。
しかしコロナ禍で業績が急速に悪化している銘柄になります。
そんな近鉄ホールディングスから2021年度の事業報告書と株主優待が届きました。
近鉄グループホールディングスの株主優待は?
近鉄グループホールディングスの株主優待制度は下記のようになっています。
近畿日本鉄道線沿線招待乗車券
近鉄電車全線(葛城山ロープウェイを除く)に1枚1人片道通用
100株以上 一律 4枚株主優待乗車券
近鉄電車全線(葛城山ロープウェイを除く)に1枚1人片道通用
1,000株以上 4枚
2,000株以上 8枚
3,000株以上 12枚
4,000株以上 16枚株主優待乗車証
持参人は誰でも利用でき、近鉄電車全線(葛城山ロープウェイを除く)および近鉄バス全線(一部路線を除く)に通用5,100株以上 1枚
15,000株以上 2枚
30,000株以上 3枚
50,000株以上 4枚
10万株以上 5枚
100万株以上 10枚株主様ご優待券
あべのハルカス展望台・生駒山上遊園地・志摩マリンランド・志摩マリンレジャー・志摩スペイン村・ゴルフ場・レンタカー・ロープウェイ・映画館・近鉄不動産・近鉄百貨店・レストラン・旅館・ホテルなど割引券100株以上 1冊
100株保有で4枚の株主優待乗車券とグループ優待冊子がもらえます。株主優待乗車券の価値は1300円~1400円ほどとなっています。ただ来年には運賃値上げを予定していることもあり、そうすると価値が上がる可能性はあります。
近鉄グループホールディングスの業績は?
続いて、事業報告書から業績を見てみましょう。
営業収益 1兆2369億円→6972億円→6915億円(▲0.8%)
営業利益 677億円→▲621億円→38億円(黒字転換)
経常利益 671億円→▲419億円→306億円(黒字転換)
純利益 359億円→▲601億円→427億円(黒字転換)
続いて、各部門ごとの収益/利益をみてみます。
運輸 2217億円→1502億円→1589億円(276億円→▲246億円→▲27億円)
不動産 1612億円→1429億円→1849億円(179億円→148億円→293億円)
流通 3927億円→3131億円→1882億円(51億円→▲46億円→▲15億円)
ホテル・レジャー 4492億円→1141億円→1666億円(▲36億円→▲492億円→▲216億円)
不動産で稼いで、他の赤字を埋めている状況です。特に流通の売上の減少、あとホテル・レジャーは相変わらずひどいですね。
事業報告書のトピックスとして、「あおによし」という新列車と運賃改定申請が掲載されていました。運賃改定はちょっとニュースになり、名古屋~大阪が新幹線の「ぷらっとこだま」よりも近鉄特急の通常運賃の方が高くなるという話がありました。
近鉄も割引策はあるので、価格差はあると思いますが、その差が小さくなるのは事実ですね……。