個人的に大阪で育った身として、愛着がありお気に入りの優待銘柄である近鉄ホールディングス。
大阪へ行くときには、基本的には新幹線のエクスプレス予約を使うのですが、時間がある時などは近鉄特急を使うこともあります。
以前は、回数券のばら売りが金券ショップで売っていたのですが、回数券の廃止があり、インターネット予約に以降してしまいました。
新幹線自由席往復早得切符も販売終了となり、安くそこそこ早く移動するには、近鉄株主優待券+インターネット予約という組み合わせが有力となります。
(名阪ビジネス回数きっぷも発売となりましたので、こちらを金券ショップで購入するのも手ではあります)
そんな近鉄ホールディングスから2019年度の事業報告書と株主優待が届きました。
近鉄グループホールディングスの株主優待は?
近鉄グループホールディングスの株主優待制度は下記のようになっています。
近畿日本鉄道線沿線招待乗車券
近鉄電車全線(葛城山ロープウェイを除く)に1枚1人片道通用
100株以上 一律 4枚株主優待乗車券
近鉄電車全線(葛城山ロープウェイを除く)に1枚1人片道通用
1,000株以上 4枚
2,000株以上 8枚
3,000株以上 12枚
4,000株以上 16枚株主優待乗車証
持参人は誰でも利用でき、近鉄電車全線(葛城山ロープウェイを除く)および近鉄バス全線(一部路線を除く)に通用5,100株以上 1枚
15,000株以上 2枚
30,000株以上 3枚
50,000株以上 4枚
10万株以上 5枚
100万株以上 10枚株主様ご優待券
あべのハルカス展望台・生駒山上遊園地・志摩マリンランド・志摩マリンレジャー・志摩スペイン村・ゴルフ場・レンタカー・ロープウェイ・映画館・近鉄不動産・近鉄百貨店・レストラン・旅館・ホテルなど割引券100株以上 1冊
色々ありますが、100株保有で4枚の株主優待乗車券とグループ優待冊子がもらえます。株主優待乗車券は、ヤフオク相場では1600円ほどとなっています。ただ株主優待乗車券は、新幹線早得きっぷがなくなった今、自分で有効活用をしようと思っています。
グループ優待券も機会があれば利用したいと思いますが、こちらはイマイチ使う機会がない……。
近鉄グループホールディングスの業績は?
続いて、事業報告書から業績を見てみましょう。
営業収益 1兆2369億円→1兆1942億円(▲3.4%)
営業利益 677億円→493億円(▲27.1%)
経常利益 671億円→472億円(▲29.7%)
純利益 359億円→205億円(▲42.8%)
続いて、各部門ごとの収益/利益をみてみます。
運輸 2267億円→2217億円(329億円→276億円)
不動産 1647億円→1612億円(186億円→179億円)
流通 3936億円→3927億円(77億円→51億円)
ホテル・レジャー 4818億円→4492億円(61億円→▲36億円)
2019年中は大型連休など行楽需要もあり好調でしたが、コロナの影響はおおきく、大幅な減収減益決算となっています。
部門別にみてもホテル・レジャーは赤字転落です。不動産などが利益をきっちり稼いでいるので、なんとかという状態でしょうか。
2020年度決算は不透明感は否めませんが、さてどうなることでしょうか。
また業績報告書の中では、決算数字以外にトピックスがいくつか紹介されていました。ニュースとしてはやっぱり「ひのとり」の運行開始でしょうか。僕も1度乗ってみました。まぁ豪華ですね。ただもうちょっと早ければいいのに。
それ以外では「てんしば」の入場者数が500万人に到達ということです。近鉄が指定管理で入っているのでしょう。こちらも一度行ってみましたが、平日にも関わらずまぁ人の多い事。
個人的には公園マネジメントって面白いと思うんですよね。