GWということで、読書の記事です。今回読んだのは、インデックス投資家のバイブルの1冊である「敗者のゲーム」。既に原著6版が出て全米累計100万部という投資本の名著になります。
度々語られる、インデックス投資の優位性
本書では、いかにインデックス投資が優位かということを多くの分析とともに語られています。
「敗者のゲーム」とは、ミスが少ない人間が勝つというもの。これはアマチュアのテニスゲームのようなもので、「プロは得点を勝ち取るのに対し、アマチュアはミニによって特典を失う」という説明がなされています。
投資環境が機関投資家で占められるようになった今、市場を出し抜くことは難しく、ましてそれを続けることはさらに困難になっています。実際アクティブファンドがベンチマークを上回りつづけることは難しいです(過去10年のS&Pでみると32%のファンドが勝つのみ)。
そこで、市場に負けないために、市場そのものを買うインデックスファンドを買うという戦略こそが、「敗者のゲーム」において一番有効な手段となってきます。
インデックスファンドのメリットは、
- 相対的に高いリターン(80%のアクティブファンドに対して優位)
- 低コスト
- 便利
- 不安や後悔を感じなくてすむ
- 運用目的、長期投資方針といった最重要課題にだけ専念できる
ということにまとめられています。デメリットは、あまりにも単純なのでつまらないということぐらいです。これが結論になってしまえば、投資本も売れません……。
そんな僕の投資方針
マネーブログをやっている僕ですが、投資の基本はこの本にある通り、インデックス投資にあると思います。
あまり記事には出てきませんが、各種インデックスに積立をしています。
- eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) ¥70,000/月
- eMAXIS Slim 全世界株式 ¥33,333/月(積立NISA)
- DIAM外国株式インデックスファンド(DC年金) ¥33,000/月(iDeCo)
- インデックスファンド海外新興国(エマージング)株式 ¥11,000/月(iDeCo)
- SMT グローバルREITインデックス・オープン ¥11,000/月(iDeCo)
- 明治安田生命 じぶんの積立 ¥5,000/月(生命保険料控除対象)
合計 毎月163,333円にもなります。共稼ぎだからできる積立額です。
なお本書では、株式のインデックスを推奨していますが、保守的に債券も組み込んだバランスファンドを主力積立にしています。このあたりは個人の趣味的なものでしょうか。iDeCoで株やREATを主力に積み立てているのでそれもあります。
ただこれだけではつまらないので、優待株やら海外株(もともと中国株でそれなりに資産ができた経緯もある)をやっているのです。
長期連休、投資のお勉強はいかがでしょうか。