仕事柄、時々、大阪~名古屋を移動することがあります。基本的には新幹線のエクスプレス予約を使うのですが、時間がある時などは近鉄特急を使うこともあります。
昨年まで回数券のばら売りが金券ショップで売っていたのですが、回数券の廃止があり、インターネット予約に以降してしまいました。
新幹線自由席往復早得切符も販売終了となり、安くそこそこ早く移動するには、近鉄株主優待券+インターネット予約という組み合わせが有力となります。
そんなこともあり、今回近鉄グループホールディングスをクロス取引をして優待を手に入れてみました。
近鉄グループホールディングスの株主優待は?
近鉄グループホールディングスの株主優待制度は下記のようになっています。
近畿日本鉄道線沿線招待乗車券
近鉄電車全線(葛城山ロープウェイを除く)に1枚1人片道通用
100株以上 一律 4枚株主優待乗車券
近鉄電車全線(葛城山ロープウェイを除く)に1枚1人片道通用
1,000株以上 4枚
2,000株以上 8枚
3,000株以上 12枚
4,000株以上 16枚株主優待乗車証
持参人は誰でも利用でき、近鉄電車全線(葛城山ロープウェイを除く)および近鉄バス全線(一部路線を除く)に通用5,100株以上 1枚
15,000株以上 2枚
30,000株以上 3枚
50,000株以上 4枚
10万株以上 5枚
100万株以上 10枚株主様ご優待券
あべのハルカス展望台・生駒山上遊園地・志摩マリンランド・志摩マリンレジャー・志摩スペイン村・ゴルフ場・レンタカー・ロープウェイ・映画館・近鉄不動産・近鉄百貨店・レストラン・旅館・ホテルなど割引券100株以上 1冊
色々ありますが、100株保有で4枚の株主優待乗車券とグループ優待冊子がもらえます。株主優待乗車券は、ヤフオク相場では1600円ほどですが、これは自分で使おうと思っています。
圧巻なのはグループ優待冊子です。さすが日本一の路線網を持つ私鉄グループということもあり展開企業も各地に及びます。面白いのは近鉄は別府に拠点に持っているということ。フェリーやロープウェイなどを持っているということです。へぇ~ですね。
また去年まで保有していた、奈良ホテルはJR西日本に売却したそうで、優待を利用できない旨が別紙で封入されていました。奈良ホテルって名門ですもんね。
近鉄グループホールディングスの業績は?
続いて、中間報告書から業績を見てみましょう。
営業収益 6060億円→6011億円(▲0.8%)
営業利益 356億円→337億円(▲5.4%)
経常利益 334億円→336億円(+0.8%)
当期純利益 189億円→214億円(+13.1%)
続いて、各部門ごとの収益/利益をみてみます。
運輸 1116億円(168億円)
不動産 667億円(82億円)
流通 1952億円(33億円)
ホテル・レジャー 2426億円(40億円)
私鉄らしく多角化が図られています。売上ではホテル・レジャー業が大きいですが、安定的に稼ぎ出しているのは運輸部門ということがわかります。
近鉄というと「あべのハルカス」が有名ですが、これが流通業の売上に寄与しているのは間違いありません。ただ流通施設というものは栄枯盛衰が激しいです。ハルカスはオフィス需要もあるので大崩れはないと思いますが、不安要素ではあります。