名古屋で株主総会って少なく、これまでマックスバリュ中部のみしか参加したことがありませんでした。
そんな中、名古屋発祥で本社の会社、ヴィレッジバンガードコーポレーションの株主総会がありましたので参加してきました。
今年からお土産廃止ということからか参加者はまばらで200名程度でしょうか。
冒頭、社長からお土産廃止の意義の説明から入るという総会でした。
質疑応答では、「社長が点数をつけると今回の決算は何点か?」とか「辞任する役員の辞任理由とやり残したことは?」なんていうなんともほんわかしたムードが印象的でした。
ちなみに社長が付けた点数は、40点で落第だということでした。これは本業のヴィレッジバンガードは好調なものの子会社のチチカカ(エスニック服などの販売)の赤字がかさんだこと。そして業績予想が二転三転したことの責任だということです。
このチチカカの件で、取締役が辞任するということでした(会社には残るということなので、降格やんけ!とも思いますが…)。意外に厳しいのですね、というのが感想です。
とはいえ、全体的にはほんわかした雰囲気の株主総会でした。
決算資料を見ていていくつか気になった点
まず、余剰金を取り崩しての配当維持。
今期の当期純利益が6900万円に対して配当金が1億0700万円と余剰金を取り崩して昨年と同じ額の配当を出しています。株価対策もありますが、これは良い兆候ではありません。
もうひとつは、As-meエステールとの関係。現社長はこの会社の社外取締役だったり、新しい取締役もこのAs-meエステールから来るということです。調べると宝石販売業だとか。小売同士の交流なのでしょうかねぇ。
創業者の菊地さんは会長ということですが、本当になぜ上場したのかなぁとつくづく思ってしまいますけど。
そんな菊池さんの創業エピソードはこちらの本で。まぁまぁ面白かったです。もちろん上場の前の熱のあるカンジ。創業のエネルギーと継続のエネルギーは違いますから。