先日、とあるFPの話を聞いて愕然としました。
この方が勧めていた商品が、韓国の消費者金融ファンドに投資するというもの。国内の匿名投資組合という形で、予定利回りが7.5%というもの。(まだこのファンド自体は問題な運営されているようですので、仮にAということにします)
ファンドBはすでに、利払いが遅れたり元本の返却を求めても返してくれないなどが少し前に報告されているということです。
このファンドBもAと同じ、韓国の消費者金融投資ファンドに一旦お金を入れる形をとっています。実はAもBもお金の行き先は同じ。さらに調べるとファンドBの規約には、この韓国の消費者金融ファンドの運営が悪化した場合は、利息を含めて支払われない旨も記載されています。察するに、ファンドBの金回りが悪くなり、新たにファンドAを立ち上げて、自転車操業をしていうということでしょう。
(具体的な商品名を知りたい方は、検索してみてください)
騙されるのが悪い!というと簡単です。しかし、一番悪いのは騙す側です。商品設計をした人間もひどいですが、個人的には一番問題なのは、加入に加担したFPでしょう。本気でこの商品をお勧めしているのであれば、その能力は素人以下ですね。
正直、保険を勧めている方がまだカワイイ。
そもそも日本におけるFPの位置づけが微妙
アメリカでは、家計診断などをするFPはそれなりの仕事があるようです。しかし日本では、保険や証券会社の社員が資格の一つとして取得していること場合が多いです。一方、最近は保険会社や証券会社に所属していない独立系FPということを売りにしているFPもいます。
前述のFPも独立系ということです。ただこの独立系FPというのも所属はしていないだけで、裏では保険会社や証券会社と結びついています。各種セミナーをこうした会社の協賛金で実施し、個別相談に結びつけます。様々な商品の購入につなげます。(もちろんバックマージンが発生していると思います)
つまり家計診断だけでは、収入にならなず、バックマージンがないとやっていけないのでしょう。
真の意味での独立系FPって、ほとんどいないのでしょうね。
ということで、FPもあてにできないので、自分で勉強するしかない!というのが僕の結論です。