毎年、2月になると確定申告書を作成しなくてはいけなくて、「面倒くさいなぁ」と思っている方も多いですよね。
僕自身もその一人です。本来、会社員ですので基本的には確定申告をしなくてもいいのですが、数年前から株式投資を始めたりしたためその必要が出てきました。
僕が確定申告をする理由
- 株式の損益通算のため&外国株式を一般口座で取引をしているため
株式で損が出た場合は、年度をまたいで損益通算をするために確定申告が必要となります。また一般口座の損を組み込むためには確定申告をする必要があります。
昨年は日本株はプラスでしたが、外国株(一般口座)で大きく損切りをしましたので、その分を通算しました。
- 外国税額控除を受けるため
僕が確定申告をし始めた理由のひとつがこれです。一部の外国株での配当には現地の源泉徴収がかかっています。これが二重課税になるので、申告すると戻ってきます。外国株の配当が多くなってきたので、さすがにやり始めるようになりました。
なおこの外国税額控除の記入が最初はよくわかりませんでした(そもそもそんな制度があることも知りませんでした)。本当にこの記入で正しいかがわからないのですよね。2年目以降は多少は楽になりましたが、それでも複雑だなぁと思わずにはいられません。
- ふるさと納税での寄付金控除を受けるため
昨年からはじめた、ふるさと納税。主に翌年の住民税から引かれる分が多いのですが、所得税も多少安くなります。すでに確定申告をしているのであれば、少し入力するだけですので、ぜひ活用したいです。
僕の場合は、上のようなことで確定申告をしますのが、それ以外にも、確定拠出年金の控除、医療費控除などで会社員でも確定申告をした方がお得な人も多いでしょうね。
※生命保険や住宅ローンは会社の年末調整でやってもらえる人が多いはず。
※住宅ローンは1年目だけ確定申告の必要ありのはず
外国株式取引をやっている人は、外国税額控除を検討してみよう
外国税額控除とは、外国と日本国内での二重課税を調整するための措置で、租税条約が結ばれていれば、外国で差し引かれてしまった税金を確定申告で取り戻すことができます。
米国株や中国株の配当で源泉徴収されている場合は、これを申告すると取り戻せます。これが意外に大きい。僕の場合は2万円ほどになります。
しかしこの申請がややこしい。国税庁のHPを見ても全然何書いているか理解できません…。
とりあえず自分なりの解釈でここ数年やっていますが、指摘がないのでこれでいいのだろうなぁと勝手に判断して申請しています。
ふるさと納税は簡単!
昨今話題のふるさと納税はそれに比べると簡単です。申告書作成HPに動画で説明まであります。寄付金控除の部分に寄付した先と金額を記入するだけです。
これで節税になるならぜひ活用したいものです。
確定申告書作成が終わって…
半日かかってやっと入力を終えることができました。その結果、今年は5万円ほど還付がある予定です。
あと確定申告をすると昨年の投資状況を振り返ることができます。
僕の場合は、日本株利益と外国株損金を比べると、結果、外国株損金の方が3万円ほど大きかったです。また配当所得は30万円を超えてきました(一昨年より6万円ほど多くなっています)。
ふるさと納税は今年初めてですが、特段難しくなかったです。
毎回思うのは、税金ってこういう仕組みなんだということが、おぼろげながらにもわかるようになります。もともとは控除ってなに?ってぐらいでしたんで…。
こうしたことは誰も教えてくれません。税務署も払っていないときは催促が来ても、還付のお知らせはきません。
お金の流れを把握するということでも、自分で一回やってみるのは重要ですよね。もし多くの会社員がやると、政治に対する見方とか変わると思いますし、実は所得税よりも社会保険料の方が高いこととかにも気づくと思います。