以前、大阪~名古屋の移動手段のまとめの記事を書きました。僕自身、出張が多くこの区間を利用するので、記事にまとめたわけです。
この中でも紹介しているとおり、割合、安く行く有力な交通手段であったのが近鉄特急の利用です。金券ショップで回数券を購入すると¥3300ほどで移動することができます。
しかし昨年末に「名阪まる得きっぷ」という回数券の販売が終了しました。
「名阪まる得きっぷ」廃止後の近鉄 大阪~名古屋間の割引乗車方法は?
ちなみに近鉄特急での大阪~名古屋の正規料金は4,260円となります。これでは新幹線の割引切符とほぼ変わりません。
「名阪まる得きっぷ」廃止後の近鉄電車を使った大阪~名古屋間の割引乗車は、株主優待券+特急券チケットレスサービス という組み合わせになります。
近鉄の株主優待券相場が約1800円。特急券が1900円となります。なお3月31日までは、チケットレスサービスの会員は280円引きで1680円で特急券を購入することができます。
またチケットレスサービスの会員は特急券が10%をポイントバックされます。ですので190ポイント(キャンペーン終了後)のポイントバックがあります。1ポイント1円で次回特急券の購入に充てることができるということです。なお有効期限は1年間になります。
ポイントサービスについて|近鉄電車 インターネット予約・発売サービス
ですので実質は、特急券は1710円となり株主優待券とあわせると合計約3510円となります。チケットレスサービスはクレジットカード払いなので、多少のクレジットポイントも鑑みると、回数券時代から100~150円程度の値上げとなります。
これを受けて実際、株主優待券の販売価格は少し上がったように思えます。以前は1600円程度でしたので約200円の上昇です。
近鉄が回数券を廃止した訳を考えてみる
個人レベルでは残念ながらの値上げですが、企業としては順当な判断でしょう。
おそらく回数券は金券ショップの購入(一部企業か)がほとんどだったと思われます。帰省シーズンにもなると指定席券の窓口は大混雑で、切符の引換だけで30分以上かかったこともあります。
窓口業務の負担軽減、また車内改札の削減によるコスト削減を考えれば仕方ありませんね。