イオン系決算シリーズの最後は、今回初登場のイオンモールです。以前、イオンの事業報告でもありましたが、イオン全体としては流通というよりももはや金融と不動産で利益の多くを稼ぎ出している状況となっています。この2本柱のうちのひとつ、不動産ディベロッパーの子会社がイオンモールになります。
まずは、各指標です。
PER 11.31
PBR 0.99
EPS 129.1→130.7
BPS 1358.67→1458.78
配当利回り 1.49%(優待利回り 2.03%を含めると3.53%)
次に損益&財産の推移から。
営業収益 2039億→2297億円(+12.7%)
経常利益 411億6000万→424億1200万(+3.0%)
当期純利益 245億1300万→246億3900万(+4.9%)
総資産 9009億→9749億(+8.2%)
純資産 3325億→3398億(+2.1%)
BPS 1438→1481
国内の景気回復の波をうけて順調な決算だったと思います。一方海外は、中国・アセアンともに大幅な増収にも関わらず赤字が膨らんでいる状態です。報告書には、先行投資段階にあり、現段階では利益寄与していない状況だが、成長軌道に向け計画通りに推移と書かれています。
イオン系の不動産事業というと、昨年はイオンリート投資法人というREATが新設されています。イオンモールからも資産譲渡が行われています。ひと昔前はREATはこうした元企業の資産価値の低い物件を寄せ集めて作ったということですが、イオンリートさんはどうなんでしょうねぇ。
これにてイオン系の決算報告シリーズは終了です。次は優待が届くの待つばかりです。