コロナ禍でイベントをはじめフロービジネス関係が壊滅状態です。逆に注目されているのがストックビジネス。
ということで勉強のために本書を読んでみました。
具体例はほとんど役に立ちそうなものはありませんでしたが、理論の部分は的確にまとめられていました。
ストックビジネスには17のビジネスモデルがあります
- インフラ提供型(電話・プロバイダ)
- 賃貸契約型(賃貸住宅・レンタルオフィス)
- レンタル・リース型(レンタル商品・リース)
- ASP型(有料アプリ・情報共有サイト)
- スポーツクラブ型(場所に紐づくビジネス・スポーツクラブ・シェアオフィス)
- 定期メンテナンス型(清掃業・観葉植物レンタル)
- 定期購入型(ウォーターサーバー・新聞)
- フランチャイズ型(各フランチャイズ・ブランド権利)
- 協会認定型(認定権利を出す協会)
- 消耗品購入型(インクジェット・剃刀)
- 予約サービス型(繰り返すことで意味があるビジネス・エステ・マッサージ・歯科)
- 教室型(英会話・塾・料理教室)
- 非接触サービス型(WEB英会話・バーチャルコンサル・受付代行)
- 回数限定型(ディアゴスティーニ)
- 会員制型(コストコ・ファンクラブ)
- セキュリティ型(警備・保険)
- 友の会型(デパート友の会・旅行積立)
次に、ストックビジネスにおいて重要なのが課金方法です。これについてもまとめられていました。
・固定課金(携帯料金・サブクス)
・固定レンタル費(定額レンタル・定額リース)
・ロイヤリティ課金(看板使用料・フランチャイズ料)
・認定料金(各資格団体)
・消耗品購入(インクジェット・剃刀)
・利用分課金(モバイルゲーム・英会話教室)
・定期購読(通信教育・業界紙)
・積立課金(デパート友の会・旅行積立)
このようなビジネスモデルの組み合わせで、継続的に収入が入ることをストックビジネスと定義しています。ここまでは一般的に言われていることです。
この本で面白かったのは、著者は上記に加えて、ストックビジネスは売ることができるものとしています。つまり属人化せず誰がやっても継続的にお金が入るモデルということです。この視点はなるほどと膝を打ちました。
究極のストックビジネスは不動産というのは、著者も最初に述べています。最近取り組んでいる太陽光ビジネスもまたしかりです。
こうしたストックビジネスを多く持っておくということは、心の安定といざという時の備えになります。