IPOで当たった九州旅客鉄道(JR九州)から今年も株主優待が届きました!
JR九州の株主優待は?
(1) 鉄道株主優待券
100株以上 100株ごとに1枚
1,000株以上 10枚+1,000株超過分200株ごとに1枚
10,000株以上 55枚+10,000株超過分300株ごとに1枚
20,000株以上 100枚
※自社営業路線内の片道の運賃・料金の5割引券(1人1枚、2枚以上の同時使用不可)
※運賃:片道乗車券、料金:特急券、グリーン券(個室を除く)及び指定席券
※運賃及び料金のいずれか、もしくは双方の割引に使用可
※片道行程の範囲内であれば、1枚で複数列車の料金割引可
※有効期間:6月1日~翌年5月31日まで
(2) グループ株主優待券(グループ対象施設等割引券:共通券タイプ)
100株以上 5枚※1枚につき、以下の優待内容1つを選択利用可
高速船ビートル:福岡-釜山往復14,000円 ほか
ちなみにオークション売却相場はすぐれなく、2000円強とイマイチ。
JR九州の業績は?
つづいて株主総会招集通知から業績をみてみましょう。
営業収益 3829億円→4133億円→4403億(+6.5%)
営業利益 587億円→639億円→638億(▲0.1%)
経常利益 605億円→670億円→665億(▲0.8%)
当期純利益 447億円→504億円→492億(▲2.3%)
今期は増収減益決算となりました。
次に事業別の売上と利益です。
運輸 1764億円→1837億円→1850億円(▲257億円→292億円→274億円)
建設 793億円→880億円→917億円(59億円→62億円→65億円)
不動産 674億円→694億円→726億円(226億円→232億円→237億円)
流通・外食 1004億円→1031億円→1040億円(34億円→36億円→34億円)
その他 609億円→674億円→898億円(25億円→24億円→35億円)
相変わらず不動産業で大きな収益を出しています。またその他事業も結構な収益になりつつあります。課題は鉄道業です。まぁこれはわかっていたことですが。
株主提案について
今回の株主総会のトピックスは、なんといっても米投資ファンド、ファーツリー・キャピタル・マネジメントによる株主提案でしょう。
僕自身、過去にはセゾン情報システムズなどでも遭遇しています。
中味としては、自己株式取得や取締役の派遣などの提案になっています。個人的には鉄道会社として安定した配当などを期待するので、これらの株主提案は反対かなぁと。
実際、今回のJR九州は増配をしておるので一応、評価しています。おそらくは否決でしょうが、引き続き見守りたいと思います。