先日、名古屋から関西出張があり、近鉄電車を利用しました。(行きは新幹線でしたが、帰りは近鉄を利用)
新幹線自由席往復早得切符の廃止に続いて、近鉄も名阪まる得切符というものが廃止されました。その結果、近鉄での名阪間の特急を使った移動の最安値は、『近鉄株主優待券+チケットレス予約』という形になっています。
近鉄の株主優待券は、金券ショップで1,800円程度で販売されています。僕の場合は近鉄の株をクロス取引をしていたので、それで手に入れた優待券を利用しました。
チケットレスサービスについては、当日予約しました。ここで注意点が!以前も利用していたのでポイントを利用しようとすると特急料金を超えるポイントが貯まっていないと利用することができませんでした。
つまり特急料金の10%還元なのですが、10回程度乗っていないとポイントを利用することができません。おいおいそんなに近鉄乗らんぞ!よく出張などで移動する方はともかく、レジャー利用だと全くメリットありませんので注意が必要です。
名阪ビジネス回数きっぷの発売について
さて乗車すると座席のポケットに、『名阪ビジネス回数きっぷ』の発売についてのチラシが入っていました。
これによると
有効期間:発売日から3ヶ月間有効
セット内容:大阪難波駅~鶴橋駅から近鉄名古屋駅間の乗車券(14枚つづり)発売額:おとな 23,600円
というもの。計算すると1枚あたりの価格は1,685円となります。
どうやら名阪まる得切符の乗車券部分のみが回数券になったようです。特急券についてはチケットレスサービスを使う前提のようです。これを利用した場合、当日予約で3485円、前日予約で3285円となります。
ただ14枚セットということで、個人の利用ではなかなか利用しきれません。おそらく金券屋に流れることを前提としているのでしょう。名阪まる得きっぷの廃止で、利用が減ったのかもしれません。
名阪まる得きっぷを廃止して1年で復活のようなものです。おそらく名阪まる得きっぷの廃止は、金券屋対策と窓口業務の軽減が目的だったと思われます。
金券屋へのばら売りが復活すると同時に、上昇していた近鉄の株主優待券の価値も少しは下がると思われます(おそらくビジネス回数きっぷの単価よりも少し高い1800円前後に落ち着くでしょう)。
ちなみに窓口の混雑はなくなるのでこちらは良いですね。
またこのビジネス回数きっぷの発売にあわせて、チケットレスサービスの予約変更が3回までOKになっています。これは良いですね。打ち合わせが長引いたときなどは臨機応変に変更できますから。