久しぶりの住宅ネタです。賃貸派の僕が、妻の後押しにより家を買うことになりました。といっても建売住宅になります。不動産選びは、正直立地最優先で選びました。今回はたまたま南向き、駅から5分以内という好立地の物件があり、契約にいたりました。
建売住宅でも太陽光発電を設置できるのか…
結論から言えば、もちろん設置できます!
基本的に賃貸派の僕が、戸建てのメリットを感じるのは、住宅ローンによる資金調達と太陽光発電の設置の可能性があるということ。
今回は建売住宅の購入でしたが、屋根が平らだったので、太陽光発電の設置を検討しました。平らといっても図面をみると北向きの0.5寸の水切り勾配というものでした。
まずは建築工務店に問い合わせ見積もりを出してもらいます。パナソニック、ソーラーパートナーズ、Qセルズの3メーカーが出てきましたが、それぞれなかなかな金額になっています。明細も一式という適当なもの。
不満に思い続いて、太陽光設置の一括見積サイトから問い合わせをかけます。
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一括見積サイトは、検索するといくつかでてきます。登録してから面倒なのは、複数の工務店から一気に問い合わせがくること。まぁ一括見積サイト宿命ですね。
用意するものは、建物の図面、屋根の材質。あと希望のメーカーを決めておくとスムーズですし比較検討が楽です。(僕の場合は国内ブランドだからといって信用はしていないので、ソーラーパートナーズとQセルズで見積もりをかけました)
図面を送ると各工務店から設置案と見積もりが送られてきます。メールだけですむ会社や会いたいという会社、電話が多い会社など様々です。僕は4社から見積もりをもらいました。正直、金額はバラバラ。保証の問題などを確認しておきます。
また初めてわかったのですが、僕の住む町では設置によって補助金が出ることも教えてもらいました。
建築工務店だけと話しをしているとわからないことでした。この見積もりをもって再度、建築工務店と話しをして、相手の出方を伺うことになります。建築工務店もなかなかタチが悪く、雨漏り以外の保証も重量の問題で外れるなどと脅してきます。たかだか数百キロのっただけで、潰れると脅すのもどうかと思いますが、そこは毅然と指値勝負となりました。
やはり住宅は多くの人にとって一生で1回の買い物であり、金額はブラックボックスに包まれています。言われるままでは高値掴みをさせられます。複数の選択肢を持つことが大事です。
太陽光発電の設置を経済的な投資商品として考えてみる
太陽光発電の設置は、固定買取制度ができてから8~10年で資金回収ができるように制度設計されています。初期投資は大きく150万~200万程度かかりますが、ここは住宅ローンに入れ込むという資金調達の技が使えます。
10年で回収できるとすると複利利回り7.2%となります。8年とすると9%の利回り商品を購入しているのと同じになります。地球にエコで(エコではないという話もありますが)、これだけの利回りがある商品は他にはそうそうありません。デメリットは雨漏りなどの家への損害リスクと保証についてでしょうか…。
売電価格は下がってきていますが、それに合わせて実際、パネル価格は下がってきており、2017年現在、メーカーにもよりますが工務店が出すパネル代(キューセルズで38000円程度だったはずです)の半額ぐらいがメーカーからの卸値と思われます(なぜ一般人の僕が原価を知っているかというと、間違って原価表が送られてきたからで半額とはビックリですね)。
おそらくまだ工務店にも利幅があるので、ここを吐き出し続けて、固定期間中には元が取れますよ…、っていうセールストークをし続けることを予想します。
最近はパネルメーカーや工務店もかなり苦しいようです。ただ固定期間内に元本回収できないとなるとさらに申込者が減ることが予想されますので、10年弱で回収できる設定までは利益を削ってでも金額が下がってくるでしょう。
10年以内に回収できるのであれば、経済投資としてもありなのではと考えています。