ANAホールディングスから株主優待に続き、定時株主総会の招集通知が届きました。日本航空もそうでしたが、ANAも今回が初めてでして事業報告を見るのが興味深いです。
ANAホールディングスの業績について
招集通知にある事業報告から抜粋します。
営業収益 1兆7134億円→1兆7911億円
経常利益 671億円→1307億円
当期純利益 3923億円→7816億円
1株当り純利益 11.24円→22.36円
BPS 228円→225円
総資産 2兆3024億円→2兆2288億円
純資産 8035億円→7949億円
自己資本比率 34.7%→35.4%
今期は増収増益という決算でした。これは燃油費の減少によるところが大きいということです。
続いて部門別収入をみてみましょう。
国内線 6833億円→6856億円
国際線 4683億円→5156億円
貨物 1669億円→1553億円
その他(バニラエアなど) 1659億円→1965億円
航空関連事業 2237億円→2319億円(収益は90億円→▲42億円)
旅行事業 1690億円→1673億円(収益は45億円→42億円)
商社事業 1270億円→1402億円(収益は40億円→53億円)
その他(保守関連など) 325億円→337億円(収益は16億円→16億円)
収入部門をみて気づいたことは、国際線事業がかなり拡大していること。すでに日本航空を抜いて日本最大の国際線キャリアになっているということです。中期計画でも国内線需要の減少を国際線需要の増加で補う形を描いています。