これはよく言われることですが、イマイチ億劫な人も多いと思います。僕も以前はそうでしたが、自分で確定申告をするようになってからは、税金って複雑ながらも知っていないと損をするということを痛感しています。
本書はそんな中、非常にわかりやすく税金の仕組みについて書かれています。
ルールとしては単純明解。多くのサラリーマンのハードルは、事業所得計上できるかという点だと思います。いくつか例をあげていまが、どうも二の足を踏んでしまいます。
例の中では、不動産経営の例が出ていました。やはりサラリーマンにとって一番わかりやすいのは不動産経営なんでしょうか。賃貸併用住宅という手がありますもんね。
そういえば写真家として登録して、旅行代金を経費で落としたりしていた人もいたっけなぁ。
これが雑所得かどうかの判断は事業の継続性があるかどうかということなので、趣味と実益を兼ねられる人ならば手であるといえます。
年末調整なんてやめて全員が確定申告すれば日本は変わる気がします。だって面倒ですもんね。
そういえば、ふるさと納税の確定申告不要のワンストップ制度は便利です。しかし、別の視点からすると確定申告することによって、税金の使い道に対してシビアになる人が増えると困る人がいるから整備されたのでは?、という考え方もできます。
税金。社会人の常識として身に付けたい教養の一つです。
- 作者: 成海正平
- 出版社/メーカー: ぱる出版
- 発売日: 2011/05
- メディア: 単行本
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