お金について、徒然と。

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億り人(世帯)になったことと、野村総研の日本の世帯金融資産調査

野村総研の世帯の金融資産報告から

先日、野村総研が2015年における日本の世帯別の金融資産調査の結果が公表しました。

それによると1億円以上の金融資産をもつ世帯は122万世帯となり、全世帯数(約5300万世帯)に占める割合は2.3%となっているということです。ピラミッドとしてはこんな感じということです。

 

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気を付けないといけないのは純金融資産ということで不動産が入っていないという点でしょうか。

それでも思ったより5000万円以上の層があるイメージです。10家庭に1家庭は5000万円以上の資産を持っているわけですから。

こういう図を出すとよく論じられるのは、富の偏りについて。個人的にはそこを嘆いても仕方ないと思いますが…。世の中はお金を持っている人が政治をも動かすのですから。

このブログでも度々登場する配当収入の税率は、実は高所得の人の所得税よりも安くなっていたり(20%程度ですから…)、ふるさと納税も高所得の人の方がより多くの恩恵を受けます。

みんな気づかないだけ。


ちなみに今年から億り世帯になりました

さてそんな僕ですが、今年からこの野村総研でいう富裕層、つまり1億円以上の金融資産を持つ世帯に入りました。投資ブログの世界では、1億円以上の金融資産を保有すると億り人というようです。正確には妻の資産と合わせたものなので、億り世帯になります。

これには、上記の野村総研の報告でもありましたが、アベノミクスや世界経済の回復による株高による恩恵が一番大きいです。これらは砂上の楼閣ですので、いつ転がり落ちてもおかしくはありません。

ちなみに資産は、妻と僕がほぼ半々づつ持っている形です。妻は低リスク資産で、僕は高リスク資産を中心に保有しています。世帯としてはバランスが取れているのでしょう。

最近は、僕がやっていたバランスファンドの積み立てを妻も進めており、インフレリスクにも備えようとしています。1億円のうち1割以上はバランスファンドに切り替えができたのではないでしょうか。目標はこれを5割ぐらいまで引き上げていきたいです。

億り世帯になった実感は?

今年の半ばには億り世帯になったようですが、その実感はまったくありません。もちろん多少はうれしく、心の余裕はできます。ただ生活としては、いちサラリーマンとして会社に行き、働き、給料をもらい、毎月積み立てをし、残ったお金で生活をしていた生活が続くだけです。

我が家は賃貸住宅ですので、もし家を買ったら一気に5000万円まで金融資産が減ってしまうというところも心の歯止めになっています。

先の報告にあるとおり50世帯に1世帯は億世帯です。実はそんなに珍しくないものだと思っています。

妻もちゃんと働いてくれ、たまたま昔からやっていた株などがあがっただけなんですよね。特に僕自身に特別な才能があったわけでなく、たまたま

だから今までの生活を続けるだけとなるのです。個人事業主などではなく会社員として億り人となった人の多くはこんな感想なのではないでしょうか。