少し前に書いた記事のなかで、僕が結婚相手に求めた条件のひとつが「働き続けること」でした。そしてそれが、資産形成で大きな役割を果たしたことを書きました。
その後、つい先日「配偶者控除見直し」についてニュースになりました。
「配偶者控除見直し」についての僕の意見
過去何度かでていたこの配偶者控除の見直し議論。やっと進むようです。
このニュースが出た後、専業主婦家庭から不満が出るなどのことが報道されていますが、逆に言えば共稼ぎ家庭は現状の「配偶者控除」に不満を持っている点も報道してほしいものです。
「配偶者控除見直しで、共稼ぎ家庭の不満を解消!」なんて見出しをつけてほしいものです。
実際、日本における共稼ぎ家庭は1000万世帯を超え、専業主婦家庭をこえており多数派となっています。
1000万世帯を超えなお増加中…共働き世帯の増え方をグラフ化してみる(2016年)(最新) - ガベージニュース
さて今回の「配偶者控除見直し」で捻出した財源で「夫婦控除」や「子育て支援の資金」などという話が出ています。
これらで多いに結構。
日本の税制はまったく複雑怪奇ですが、今回については財務省と同じ考え方です。
「夢は専業主婦!」なんていう夢物語は忘れて、夫婦とも働くことが当たり前(もちろんそのための待機児童や労働時間の問題も真剣に解決しなければなりません)になる世の中なることを望みます。
専業主婦は人生最大の高い贅沢であるということ
世の独身男性は「専業主婦」を妻にもつということは、金銭的には人生最大の高い贅沢であるということを認識してほしいです。
30歳で結婚して65歳まで、仮に年収300万円の配偶者を完全に専業主婦とするとなんと1億0500万円もの収入を得る機会損失になります!可処分所得としても約8000万円もの機会損失です。
8000万円というと家を買うよりも高い金額です。
妻が家をいる安心感(子育てをしてくれる)などの満足感を得ることができるかもしれませんが、それが8000万円の価値と比較検討したうえで、判断した方がよいかと思います。
『人生最大の贅沢をしている「専業主婦家庭」がいまだに控除されている』
それはぜひ見直しの対象でしょう。