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イオンから配当金と株主総会招集のお知らせと2014年度事業報告書が届きました

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マックバリュシリーズの親会社であるイオンから配当金のお知らせと2014年度の事業報告書&株主総会の招集が届きました。

配当金について

期末配当金は1株当たり14円。100株保有ですので1,400円となります。イオンは中間配当も14円ありましたので、2014年度は通期で28円の配当となりました。現在の株価から計算すると配当利回り1.7%程度となります。
ちなみに購入価格(981円から計算すると2.85%となります。
ちなみに我が家の優待でのキャッシュバック還元の利回りは6.1%でしたので、配当&優待利回りは8.95%となります
これはなかなかの利回りですね!

イオンの事業報告から

次に事業報告から抜粋です。前年と比較しておきます。
 
営業収益 6兆3951億→7兆0785億(110.7%)
経常利益 1768億→1525億(82.5%)
当期純利益 456億→420億(92.3%)
一株当たり純資産 1336→1443
 
ということで、昨年に続いて増収減益。図体ばかり大きくなっています。
 
続いて部門別の構成です。
主要な部門別で営業収益と営業利益です。
 
GMS事業             3兆3555億  / ▲16億4600万
SM•小売店事業            2兆1612億 / 84億9500万
金融事業            3297億 / 530億5800万
ディベロッパ事業       2496億 / 432億4700万
サービス・専門店事業   7049億 /  245億9700万
アセアン事業                   2092億 /  61億7300万
中国事業                           1684億 / ▲8億1800万
 
なんと今期はGMS事業がついに赤字になっています。GMSとは総合スーパーのこと。イオンのみならず20世紀の小売の象徴であるGMSダイエーの子会社化なども含めて要因は多々あるのでしょうけれども、絶好調のイトーヨーカドーGMSは不振です。
なんでもあるけれど、買いたいものがない』なんて揶揄されています
全世界的にもGMS離れが進んでいますし。
一方、金融事業は、売上が15%増・利益が29%増と数少ない絶好調事業となっています。
またディベロッパ事業とともに営業利益の6割以上を稼いでいます。
これはイオン自体が会社としては、もはや小売業をネタにした金融業者・不動産業者になりつつあるともいえます。そういえば前期ではイオンリートなんてものも上場させていますもんね。
これはイオンに限ったことではありません。セブンイレブン楽天も金融業に参入しています。
良くも悪くも金融業ほど儲かりやすい場所はないということでしょう。
 
そういえば以前読んだ本にこうありました。
 
「あなたが古本屋がやりたいのであれば、中古のビルを丸ごと買取なさい。その家賃で古本屋を経営するのです」
 
これは古書業の厳しさをいったものですが、小売業も利益を出しにくい業種になっていることには変わりありません。
一方、今の世の中は、不動産や金融業というものはお金を生み出してくれやすいもののようです。
 
話題になったピケティ的な、資産>労働ということがわかる決算内容ともいえます。

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